織成館と西陣織会館へ研修に行ってきました!

はじめまして、新入社員の岡崎です。

今回、社内プロジェクトの一環で織成館と西陣織会館に行ってまいりました。

 

和装業界に入ってからよく耳にする『西陣織』を学べるということで楽しみな気持ちが大きく、入念に下調べをしていきました!

 

まずは織成館。

 

京都らしい風情な街並みの中にありました。

 

 

ここでは主に館内の方の案内のもとで工場見学、作品鑑賞をしました。

 

工場では大きなジャガードと言われる織物機がたくさん有ました。写真や映像の中でしか見たことがなかったので、実際の大きさに圧倒されました。

工場内は撮影禁止だったので写真をお見せすることができないのですが、とにかくデカかったです!

 

実際に織っている作業も見学させていただきました。大きなジャガードですが、作業はとても繊細で膨大な時間がかかるとのことでした。

 

私にとって人生で職人技というものに衝撃と感動を初めて感じた瞬間でもありました。

 

また普段は注目することの少なかった糸にも多くの技術が組み込まれている話には脱帽しました。

 

特に金糸。もちろん文字通り「金の糸」です(笑)

この作業はお話だけお聞きしたのですが、後日工程内容を調べてみると本当にすごい作業工程でした。簡単に言うと、絹糸一本一本に金箔を貼っているということです!

 

和紙に漆を塗って、その上に金箔を貼ります。それを乾かします。乾いたらそれを細い糸状にしていき、最終絹糸に金箔を巻きつけるという繊細かつ時間のかかる工程を経ているそうです。

 

細部までこだわる部分は昔から着物文化を大切にしていた都人の名残なのかもしれませんね!

 

 

長い歴史の中でこれだけの素晴らしい技術を今日まで受け継いでいることはとても凄いことです。

伝統工芸の美徳を改めて考えさせられる内容の濃い内容でした。

 

作品鑑賞では実際に工場で作られた商品が展示されており、また違った視点から作品を学べることができました。

 

 

風情な庭も綺麗でした。

 

 

能衣束もとてもきれいで見入ってしまうほどの作品でした。

 

柱自体も昭和11年の建設当時のまま使用されているそうです。

 

まさに“粋”でした!

 

ここだけの話、実は私自身あまり古風な建物に入った経験が少ないのですごく緊張していました(笑)

 

 

次に訪れたのは西陣織会館です。ここでは主に西陣の歴史を学びました。

 

 

建物自体も大きく、中には西陣織でできた様々な商品が販売されており、観光客の方も多く訪れていました。

 

歴史から紐解いていくと新たな発見があったり、織成館で学んだ知識をもう一度再確認することができたので尚一層理解が深まりました。

 

 

毎日開催している『きものショー』では、これまでとは違う着物・西陣織の表情を見ることができました。我々観客も魅了されてしまいました!

 

貴重な展示品に一緒に参加した社員たちも釘付け!

 

 

今回のプロジェクトで西陣織の多くを学ぶことができました。

長い歴史の中で守り続けられてきた西陣織、それをこの先も守り続けていく職人さんの想いも聞くことができて本当に良かったと感じています。

 

私も西陣織をもっと多くの方に知ってもらえるよう、業界の一人として今後も努力していきます!

 

プロジェクトにご協力いただいた織成館・西陣織会館のスタッフ様はじめ皆様、ありがとうございました!

 

今回訪問させていただいた先様。

手織ミュージアム 織成館

西陣織会館

 

 

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