工房見学 ~つかさ工房さんへ~
こんにちは、和光の中島です。
今回は年末に行った工房見学の様子をご紹介します!
和光では毎年一度か二度、業界の勉強を兼ねてメーカーさんにもご協力いただき研修をしています。
今回は自社ブランドの「銀花仙」で知られる「つかさ工房株式会社」様の下に若手社員を中心に15名程でお邪魔しました。
まずは「銀花仙」の着物ファッションショーの様子をDVD鑑賞。
着物それぞれに作品タイトルが付けられているのが印象的でした。
ベテラン社員も若手に負けじと研修に臨んでおります。
鑑賞の後、資料室へ。
数々の着物のデザインはこの部屋から生まれたそうです。
100年以上前の書物ですが鮮やかな彩色で現代にも通用するデザインばかりでした。
さて、いよいよ工房! の前に工房と同じくらい重要な場所へ。
デザイン室です。ここでは着姿の図案を作成しています。
「銀花仙」は帯や小物を含めた一体感のある「トータルカラーコーディネート」を特徴としています。
着姿を最重視しているからこそ図案の選定はシビアです。
いよいよ工房へ
柄写し→ロウケツ→引染→彩色→仕上げとすべての工程を自社工場で行っている様子を少しだけ見学することができました。
1点の着物に多くの人が手間暇をかける様子を見るたびにその奥深さに気づかされます。
各々写真を撮ったり質問をして工房を見学した後に最上階の展示室へ。
定番の商品から未発表の新作まで多数見せていただきました。
一枚目の写真はゴッホのひまわりを題材にした「ひまわり」という作品名の着物です。
着物と帯と合わせて作品であるというのが伝わってきます。
朝からお昼まで3時間程の研修でしたが非常に中身の濃い研修になりました。
時代や流行に合わせて着物も日々進化しなければならないという「銀花仙」のコンセプトを肌で感じることができました。
今後に活かす研修にするために和光からお得意先様に向けた催事プレゼン資料を作成しました。
工房見学で直接感じた「銀花仙」の魅力を少しでも伝えられればと思います。
巻口主宰をはじめ、つかさ工房のスタッフの皆様大変お世話になりました。
次回の外部研修は未定ですが今後もブログでご紹介していきます。
どうぞよろしくお願いします。