社長の本音 No.193


第71期が終わりました。あっという間の1年でした。

日本経済の2022年は新型コロナの流行が拡大し、経済活動に大きな影響を与えました。
しかし、2023年にはワクチン接種が進み社会活動の正常化が期待できます。
一方、資源や食料価格の高騰、更に雇用調整助成金の打ち切りや特別融資の返済等、先行き不透明感の強い状況が続いています。

また、和装・洋装業界共に新型コロナの影響で3年余り足踏み状態が続きましたが、今年の2月頃からコロナが減少傾向になり一気に消費マインドは高まりました。そして、当社の実績も2月に引き続き3月も好調に推移しました。
3月の業績は、昨年対比で売上116.4%・売上総利益135.2%・営業費106.6%・商品在庫100.6%で、売上は予算達成、売上総利益は予算には届きませんでしたが、昨年実績は大きく上回りました。催事に関しては成功事例もありますがまだら模様で失敗も多く今後の課題となっています。

714月から3月までの通期実績は、昨年対比で売上116.1%・売上総利益116.0%・営業費115.2%で何とか昨年に引き続き増収増益で決算を締めることが出来そうです。

4月から始まった72期はテーマを「変革を加速し新しいビジネスモデルの確立」サブテーマを「全方位戦略で顧客満足を追求」としました。
攻めの部分では変革のスピードを高めてシェアーの拡大をはかっていきます。そのためには考え方を変え、やり方を変え行動を変えて進んで行かねばなりません。サブテーマの全方位戦略ですが、お手本となるのがトヨタ自動車です。トヨタは今後EVと言われている電気自動車を始めその他の電動車や自動運転の開発も加速化しています。一方、7年ぶりに新型プリウスの発表がありましたが、ハイブリッド車や従来のガソリン車等すべての分野に全力で取り組みどの車を選ぶかはユーザーが決めるというのが基本です。和光も呉服・和装小物・和装製品・非呉服すべて全力で取り組み、お得意先に多くの選択肢を提供するのが基本方針です。そしてお得意先、お取引先から必要とされる会社を目指して進んで行きます。

また、守りの部分では働き方改革や職場環境の改善が求められます。
そしてサブテーマの顧客満足を追求するためには社員満足が絶対条件です。今期は給与のベースアップを含め様々な取り組み実施していきます。

新型コロナの影響で3年前の69期に売上が31.7億まで落ち込みましたが70期、35.6億まで回復しホップの年となり、71期は41億を達成しステップと年となりました。そして今期、72期はジャンプの年と位置付けコロナ前を上回り過去最の数字を目指して行きたいと思います。 


引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します!

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