社長の本音 No.197

日本経済は生産、輸出、設備投資は横ばい状況ですが個人消費は緩やかに持ち直しています。一方、資源や食料価格の高騰や世界経済の減速等先行き不透明な状況が続いています。 

和装業界は催事、日々の売上共に伸び悩み状況が続いています。
そういった中でメーカー・卸・小売店とすべての業態で業績の二極化が進み、コロナ前に回復している先と苦戦が続いている先に格差が出ているように感じています。引き続きメーカーさん、小売店さんと情報の共有を強化してこの難局を突破したいと思います。

当社の72期も早4ヶ月経過しました。
7月の実績は昨年対比で売上126.1%・売上総利益118.7%・商品在庫114.7%・営業費112.1%という数字で終わりました。
売上は予算達成しました。売上総利益は予算には届きませんでしたが、昨年実績は大幅に上回りました。在庫の削減は出来ませんでした。
7月、商品的に好調であったのは浴衣関連商品七五三・宮参り商品と着付け小物・和装肌着でした。苦戦したのは帯締め・帯揚げ・草履バック等の和装小物、呉服・爬虫類バック等の非呉服です。
地域的には関東圏・近畿圏が好調でした。

7月も6月に引き続き日々の電話が極端に少なく非常に静かな1ヶ月でした。
先行受注でまとまった出荷があり何とか売上は予算達成しましたが、月初めの売り出の現物販売や出張営業での数字は昨年並みか昨年を下回っているかもしれません。
また催事も苦戦しました。お得意先との信頼関係を深め、自分自身でも消費者販売出来る人間力を高めなければ催事の成功は望めないように感じています。

4月から7月の通期の実績ですが昨年対比で120.0%・売上総利益115.2%・営業費112.2%で増収増益を維持していますが、売掛金・在庫が膨らみキャッシュフローは悪化しています。また8月に関しては今期初めて部門長の数字のヨミの合計が売上、売上総利益共に昨年を下回っており苦戦しそうです。お盆の夏季休暇もあり営業日数の少ない月となりますが、日々の営業と予定している催事で昨年以上の数字を作り昨年の実績に近づけたいと思います。

また、1,自社の強みで勝つ 2,スピードで勝つ 3,新規開拓で勝つ 4,一人当たりの生産性で勝つ という事を頭においてシェアーの拡大をはかっていきます。

引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。

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