社長の本音 NO.206


当社の73期が始まり早1ヶ月余り経過しました。


4月の業績は昨年対比で売上112.6%・売上総利益106.7%・商品在庫107.8%・営業費91.5%で終わりました。
売上・売上総利益共に4月としては過去最高の数字となりました。一方、仕入が先行して在庫の削減は計れませんでした。


商品的に好調であったのは、前期に引き続き浴衣及び浴衣関連商品で全社の数字の大きな底上となりました。
また東京、福岡、浜松で現物の移動市を実施しましたが、一定の数字を残す事が出来ました。
今後も商品を買い取って下さるお得意先に対して、前向きな取り組みを継続していかねばならないと考えています。
催事の数字は成功と失敗の繰り返しで、コロナが終息し消費マインドこそ上昇していますが、催事の売上には反映されてないのが現状です。
また、和装業界全体としては売上の伸び悩み、仕入原価の上昇、人件費や催事経費の負担増、また大手信販会社の和装業界からの撤退等先行き不透明な状況が暫く続きそうです。


良い情報としては、業界誌の記事によると4月に毎年行われる小学校や中学校の入学式での母親の和装姿が増えていることです。
業界全体で特に「入学式にきものを着よう」という振興活動は行ってない中で自発的、自主的なきものの着用というのは和装市場の成長余力があるという仮説を立てることが出来ると考えます。
観光のきものレンタルも業界が全く気づいていない中で一つの大きなビジネスモデルとして成長しました。
まだまだきものを着たいという潜在的なニーズの可能性を強く感じています。


5月に関してはメイン催事の消費者セール「葵の会」の数字が大きなウエイトを占めます。
昨年は5月に新型コロナの感染法上の分類が5類に移行しムードも良くなっていましたが、結果としてはもう一つ盛り上がりに欠けた催事となってしまいました。今年は何とかコロナ前の実績を目指して最後の追い込み中です。

また6月は昨年に引き続きパルスプラザでウライさん、東京の丸上さんと3社で「水無月合同祭」を予定していま
す。この催事で弾みをつけ第一四半期で昨年実績を大幅に上回り73期、良いスタートダッシュを切りたいと思います。


引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。

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