
社長の本音 NO.222
最近は「いつまでも暑いですね」という言葉が挨拶代わりになっています(汗)。
そして9月に入っても猛暑が続き秋の訪れを感じない毎日ですが、和装業界にとっては9月は秋本番で実需期です。
ギアーチェンジをして前向きな営業をしなければならない時期となりました。
当社のメイン催事「年輪祭」を9月1日から9月3日まで施致しました。
北は北海道から、南は沖縄まで、昨年を上回る200社のご来社を頂き9月はまずまず良いスタートが切れたと感じています。
74期も早5ヶ月経過しました。
業績の巻き返しが出来ない日々が続いていますが8月の業績が確定しました。
昨年対比で売上95.4%・売上総利益106.8%・商品在庫96.7%・営業費103.2%です。
売上は苦戦しましたが売上総利益が昨年を上回り単月での黒字は確保しました。
8月、商品的に好調だったのは呉服と和装肌着、着付け小物、
逆に苦戦したのが帯締め、帯揚げ、草履バックセット等の和装小物です。
地域的に好調だったのは関東の一部でした。
4月から8月の通期の実績は昨年対比で売上91.4%で大きく落ち込んでいますが、売上総利益は100.5%でわずかですが昨年を上回っています。そして営業費が104.4%で売上総利益の伸びを上回っていることから減収減益となっています。
一方、キャッシュフローは売掛金が約2億減り、商品在庫も約3000万減少という事で借入金が減っている事は銀行の金利が上昇している中で経営面ではプラス材料となっています。
日本経済全体はまずまず好調で8月、日経平均株価が過去最高を記録しましたが、和装業界はまだら模様で好調とは言いずらい状況です。最近、久々に蛍を見る機会があったのですが、我々の業界も蛍と同じでお尻に火がついている状況です。そしてこのような時こそ、あまりあせってホームランを狙わずシングルヒットを積み重ね自社の強みを活かして逆風に向かって一歩ずつ前進して行きたいと思います。
引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。