社長の本音 NO.225

今年もあっという間に一ヵ月足らずと迫りました。
日本経済は企業の賃上げの継続や堅調な企業業績に伴う設備投資の増加で緩やかな回復基調が続いています。

しなしながら、和装業界、洋装業界ともに国内の市場規模が縮小している中で同じ事業モデルを続けている企業がほとんどで結果として売上・利益が減少しています。和装業界も展示会ビジネスの不振による一般呉服の苦戦、また振袖市場の縮小による価格競争の激化がここ数年続き、企業の利益を圧迫しています。

一方でSNSやインフルエンサーを活用しての若者向けのモダン着物やカジュアル着物の需要は増えています。
またインバウンドがモノ消費からコト消費に変化している中できものレンタルの需要は高まっています。そして引き続きレンタルやリサイクル市場は拡大し、TikTokやインスタグラム世代による自由なコーディネートが受け入れられています。

このような世の中の変化の激しい時だからこそ、ここでもう一度自社の持続的な成長を実現するための突破口は何かを明確にして行動に移していきたいと思います。キーワードは何に集中して何に投資するか、言い方をかえると何をやるのか、何をやらないのかを明確にして、新しいビジネスモデル、ビジネススタイルを構築していかねばならないと考えています。

そういった状況の中で11月の業績ですが昨年対比で売上101.7%・売上総利益が103.6%・在庫103.5%・経費が93.7%で久々に売上・売上総利益ともに昨年を上回る事ができホッとしています。やっとトンネルを抜け出したような状況です。そして下半期の弾みをつけることが出来ました。

4月から11月の通期実績は昨年対比で売上92.7%・売上総利益100.7%・営業費102.0%で売上は約7%ダウンしていますが売上総利益はわずかですが昨年を上回り、金額としては過去最高を維持しています。前期は10月から始まった下半期が大変苦戦しました。今期は下半期で利益を維持しながら少しずつ売上の巻き返しをはかり最終決算で増収増益を目指し、後4ヶ月進んで行きたいと思います。

引き続きご指導、ご協力よろしくお願い致します。

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