社長の本音 No.201


今年もあっという間に一ヵ月足らずと迫りました。

日本経済は社会経済活動の正常化を反映して、景気は緩やかな回復基調を維持しています。
全国百貨店協会の業績は20ヶ月連続で昨年対比プラスとなっており、個人消費を中心に景気の回復は続きそうです。

一方、和装業界は苦戦が続いています。

これまで比較的、好調に売れていた振袖関連商品の動きが鈍くなり9月以降昨年実績を下回っている企業が増えています。

呉服を中心に取り扱っている前売問屋の会である「京都きもの懇話会」の1月から10月までの通期実績は97.9%で前年実績を下回っています。また大手信販会社の和装業界からの撤退で催事を主体としたビジネスモデルはかなり限界に来ています。更に売れ筋商品の不足や顧客の高齢化、人手不足等、取り巻く環境が大きく変化しています。

これまで企業の価値は売上規模や利益額また成長性が評価の対象になってきましたが、ここ数年で企業の価値の基準が変わってきました。規模が大きく利益を出していても社会への貢献度が低い企業、また働き方改革が全く進んでいない企業、人を大切にしない企業は評価されなくなっています。
今後、企業の評価基準は社会や業界にどれだけ貢献しているか、また働く社員やパートさんがどれだけ働き甲斐をもって業務に取り組んでいるかといった社会的な価値で決まると感じています。

数年前から新卒採用が以前より厳しくなっていますが、学生の企業に対する評価も変わってきました。
当然、規模(ネームバリュー)や給与等の条件も就職を決定する判断基準となりますが、それ以外にその企業がどれだけ人を大切にしているかを重要視している学生が増えてきているように感じています。
現場がイキイキしている会社を実現するためにもスピード重視で改革に取り組んでいきたいと思います。

11月の実績は昨年対比で売上99.9%・売上総利益97.8%・商品在庫113.2%・営業費102.5%で売上は昨年並み、売上総利益は昨年実績を下回りました。月初めは何とか昨年実績は上回るヨミをしていましたが、後半伸び悩みました。

4月から11月の通期実績は昨年対比で売上108.7%、売上総利益106.8%、営業費105.3%で増収増益は維持していますが昨年対比の伸び率は鈍化しています

年内に出来る限り利益の貯金を作り余裕をもって1月を迎えたいと思います。

引き続きご指導よろしくお願い申し上げます。

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