社長の本音　No.１８９

今年もあっという間に一ヵ月足らずと迫りました｡

世の中はＦIＦAワールドカップの日本人選手の活躍で最高の盛り上がりとなっていますが、日本経済は12月に入り､不透明感が増しています｡
内閣府が11月15日に発表した2022年7～9月期のGDPは4期ぶりのマイナス成長となりました｡
個人消費や設備投資などの内需の伸びの鈍さがベースにあります｡
また、急速な円安による物価高や新型コロナが第8波に入ったという事も不安材料です｡

昨年の11月は神風が吹き、予算を大きく上回る実績が出来ていたことから当初より苦戦を予想していましたが、厳しい結果で終わりました｡
実績は昨年対比で売上99.2％・売上総利益87.6%・商品在庫98.4％・営業費108.9%で今期になって初めて売上､売上総利益共に昨年実績を下回りました｡

4月から11月の通期実績は昨年対比で売上118.9％・売上総利益113.9%・営業費118.6%で売上・売上総利益ともに昨年を大きく上回り､売上に関しては予算を上回っています｡またコロナ前の4月から11月の通期実績と比較すると売上は99.5%､売上総利益では101.5%でほぼコロナ前に回復しました｡

企業は変化対応業でどんな環境でも利益を出し続ける事が求められます｡
厳しい環境だからこそ企業体質を強くするチャンスです｡そのためには変革のスピードを思い切って上げる事が大切です｡物事を決めるまでのスピード､行動に移すまでのスピード､軌道修正をするスピード､結果を出すスピードを高めて変化の激しい現在を乗り切って行かねばなりません｡
そしてこれまで新型コロナで出来なかった事､先送りをした事を一つ一つ取り戻す年にしようという事でここまで進んで来ましたが、いよいよギアチェンジをし「2023年は守りから攻めに転じる年」をスローガンにしてコロナ前を上回る目標に挑戦する時期が来たと感じています｡

引き続きご指導よろしくお願い申し上げます｡